ブログの収益化には必須ともいえるアドセンス。
しかし、これからブログを始める人のなかには、どんなものなのかよくわからないという人もいるのではないでしょうか?
こちら記事ではそんなブログ初心者の人に向けて、アドセンスのメリット・デメリット、アフィリエイトとの違いについて解説していきます。
多くのブロガーがおすすめしているGoogleアドセンスのやり方もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ブログで稼げるアドセンスとは
アドセンスとは、ブログに掲載した広告を訪問者がクリックする度に報酬が発生するアフィリエイトのことです。
ブログ内にアドセンスを設置すると、複数ある広告のなかから記事内容に最適な広告を自動配信してくれます。
1クリックあたりの単価は表示される広告にもよりますが、平均5~20円程度。
アドセンスのなかで最も単価が良いといわれるGoogleアドセンスでも、20~40円程度が1クリックあたりの相場となっています。
このように、アドセンスは1件あたりの単価は安いですが、報酬が発生するまでのハードルが低く収益化しやすいことが特徴です。
アドセンスをブログの主な収入源とするならば、1回でも多く広告をクリックしてもらえるようにPV数を延ばす必要があります。
アフィリエイトとの違い
アドセンスのほかにブログの収益化方法として挙げられるのが、アフィリエイトです。
ではアフィリエイトとアドセンスには一体どんな違いがあるのかいうと、報酬発生までの条件が異なります。
アドセンスが広告のクリックによって収益を得られるのに対し、アフィリエイトではブログを経由して商品やサービスを購入されて始めて報酬が発生するのです。
このように、アフィリエイトはアドセンスとは違い報酬発生までのハードルが高いことがデメリットとなりますが、1件あたりの単価が高く大きな額を稼げる可能性があります。
<アフィリエイトの1件当たりの単価例>
- 会員登録1件:3000円
- サービス利用1件:1000円
- 商品購入の10%:100円
以下の記事では、おすすめのアフィリエイトサイト(ASP)を紹介していますので、ブログに設置するアフィリエイト広告をお探しの際はぜひ活用してみてください。
【2020年】初心者向けおすすめアフィリエイトサイトランキング
アドセンスのメリット・デメリット
アドセンスとアフィリエイトの違いがわかったところで、次はアドセンスのメリット・デメリットについて詳しくみていきましょう。
アドセンスのメリットとは
アドセンスのメリットは以下の4点です。
自動で広告を選んでくれる
アフィリエイトではASPから紹介したい商品やサービスを選んで、ブログ内に広告を設置しなければなりません。
その点アドセンスはアフィリエイトとは違い、記事内容や訪問者に合わせた広告を自動で配信してくれます。
ブログの設定画面からアドセンスのコードを一度追加すれば、レイアウトにも配慮した適切な広告が自動的に表示されるため、ブログの雰囲気を壊してしまうことも少ないです。
またASPから広告を探してコードを貼り付けるという手間も省けるので、できるだけ時間を節約したいという人にもおすすめできます。
収益発生のハードルが低い
アドセンスは収益化のやり方が簡単というメリットがあります。
アフィリエイトで商品やサービスを売るためには、ブログの書き方や広告を貼り付ける位置などのテクニックが必要となり、ブログを始めたばかりのうちはなかなかコツを掴めない人も多いです。
一方、アドセンスは広告のクリックのみで収益化ができるため、ブログ初心者の人にもおすすめできます。
リンクが切れる心配がない
アフィリエイト広告は、掲載期間が終わるとリンク切れになってしまうリスクがあります。
「収益が減ったと思ったらリンクが切れていた」なんてこともあり、極端な話し突然収益がゼロになってしまうこともありえるのです。
一方、アドセンスは広告を自動配信してくれるため、リンク切れになる心配がありません。
PV数を稼いでさえいれば収益が安定しやすいというのも、アドセンスのメリットといえるでしょう。
好きなテーマで収益化できる
アドセンスではブログに合った広告を選ぶ必要がなく、どんなテーマの記事でも収益化できるというメリットがあります。
アフィリエイト広告では扱っていないようなテーマのブログでも稼げるので、好きなことを書いて稼ぎたいという人には非常におすすめです。
例えば、料理のレシピ、旅行の体験記、イベント情報、映画のレビューに関するブログでも、しっかりPV数を稼げていれば収益化をすることが可能です。
テーマに縛られずに好きなことで稼ぐという運営スタイルの人は、ぜひアドセンスを取り入れてみてください。
アドセンスのデメリットとは
アドセンスのデメリットは以下の5点です。
無料ブログでは審査が通らない
アドセンスは独自ドメインを取得しているブログでないと、利用することができません。
Amebaブログや無料版はてなブログといったフリーで作成できるサイトでは、アドセンスの審査は通らないので注意してください。
しかし、収益化のできるブログをつくりたいのであれば、どちらにせよ独自ドメインを取得するやり方のほうがSEO的にも有利なサイトがつくれます。
稼ぐブログをつくるためには独自ドメインの取得が必須条件となりますので、デメリットとまではいえないかもしれません。
審査に苦戦することもある
アドセンス審査の合格は、初心者ブロガーの第一関門だといわれています。
記事数が少なかったり、内容が不適切だと判断された場合は審査に通らないこともあり、合格までに苦戦してしまう人が多いです。
しかし、1つのブログに対して審査は一度きりで、その後は継続的に利用できるため、合格を目指して頑張る価値は十分にあります。
なかには2~3記事でも審査を通過したという人もいるので、数記事書けた時点で気軽に挑戦してみるのもいいかもしれません。
収益が少ないと振込みできない
アドセンスは支払金額が数円以上に達していないと、振込が実施されません。
ブログを始めて3ヵ月くらいはあまり稼げない時期が続くので、500円の収益化ができて喜んでいたとしても、すぐに現金として受け取れる訳ではないので注意が必要です。
ブログで大金を稼ぐ人にとっては問題なさそうですが、お小遣い稼ぎ程度に考えている人にとってはデメリットとなってしまうかもしれません。
ペナルティが厳しい
規約に違反してしまった場合、厳しいペナルティがあるというのもアドセンスのデメリットです。
ペナルティを受けるとアドセンスのアカウント停止や、最悪の場合アカウント自体が永久的に無効になってしまうこともあります。
アドセンスを利用する時はプログラムポリシーをしっかり理解して、規約に違反することがないよう細心の注意を払いましょう。
おすすめはGoogleアドセンス(Google AdSense)
Googleアドセンス(Google AdSense)は、稼いでいるブロガーがこぞってサイトに取り入れているクリック広告です。
アドセンスにはほかにもさまざまな種類がありますが、どのような違いがあってGoogleアドセンスが人気なのでしょうか?
Googleアドセンスは、収益化などのおおまかな仕組みは他のサービスと違いありませんが、最も支持されている理由は1クリックあたりの単価が高いことです。
Googleアドセンスの単価はだいたい20~40円程だといわれており、ほかのアドセンスと比べるとその違いは約2倍にもなるのだそう。
これ程の単価を維持できるのであれば、ブログのやり方次第で十分な収益を得ることができます。
Googleアドセンスは単価が高い分、審査やルールが厳しいというデメリットがありますが、しっかり規約を理解してやり方を守っていれば大きな収入源となってくれるはずです。
そのほかのアドセンス
1クリックあたりの単価 | パソコン | スマホ | 審査の有無 | |
忍者admax(忍者アドマックス) | 1~20円 | 〇 | 〇 | 無し |
NEND(ネンド) | 1~10円 | ✖ | 〇 | 有り |
i-mobile(アイモバイル) | 1~10円 | 〇 | 〇 | 有り |
MicroAd(マイクロアド) | インプレッションで収益が発生 | 〇 | 〇 | 有り |
Googleアドセンスのほかにも、さまざまな会社で広告配信サービスを提供しています。
「Googleアドセンスの審査に通るまで時間がかかりそう」「Googleアドセンスと同時にほかのクリック広告も併用したい」と思っている人は、Googleアドセンス以外のサービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
以下では、そんな人たちにおすすめの広告配信サービスを4社ご紹介します。
忍者admax(忍者アドマックス)
忍者AdMax(忍者アドマックス)とは、株式会社サムライファクトリーが提供するアドセンスです。
広告を掲載するための審査がないので、Googleアドセンスに合格するまでの繋ぎやアカウント停止などの緊急時にも役立ちます。
2chまとめサイトやアダルトサイトなどにも利用可能なので、広告停止の心配がなく安心して利用できるところが魅力です。
さまざまな種類の広告を扱っているため、Googleアドセンスの代用として利用したいという人にも向いています。
NEND(ネンド)
NEND(ネンド)とは、アフィリエイトサイトとして有名な「A8.net」が提供する広告配信サービスです。
スマホサイトとスマホアプリ向けの広告しかありませんが、審査が通りやすく簡単に利用できるというメリットがあります。
また、広告を1つの記事であるかのように表示するネイティブ広告を使用すれば、クリック率を高めることも可能です。
広告の系統としてはゲーム系のものが多く、Googleアドセンスとの併用も可能となっています。
i-mobile(アイモバイル)
i-mobileとは、株式会社アイモバイル が提供する広告配信サービスです。
その名の通りモバイル系を中心にコスメ、健康食品、不動産などさまざまな広告を幅広く配信しています。
酒やたばこ、ギャンブル、アダルトジャンルのサイトにも掲載できるので、そのようなテーマを扱うブロガーはGoogleアドセンスの代わりに利用することが多いようです。
MicroAd(マイクロアド)
MicroAd(マイクロアド)とは、ソフトバンクやサイバーエージェントなどの大手会社が株主となっている企業です。
収益が高く、Googleアドセンス以外の広告配信サービスのなかでは群を抜いています。
ブログに広告を掲載する際は担当者がついて相談に乗ってくれるため、サイトに合った案件の広告を取り入れやすいことがポイントです。
Googleアドセンスに必要なアイテム
早速Googleアドセンスを始めたいという人にまず確認して欲しいのが、審査の申し込みに必要なアイテムです。
Googleアドセンスのやり方を確認する前に、まずは以下の3点を準備しましょう。
Googleアカウント
Googleアドセンスは、Googleアカウントがないと利用することができません。
既存のGoogleアカウントがない場合は、新規で用意をする必要があります。
銀行口座
Googleアドセンスで発生した収益は、8,000円を超えた時点で受け取ることができます。
報酬を受け取るための銀行口座を用意しておきましょう。
独自ドメインのブログ
Googleアドセンスは、独自ドメインのブログでなければ審査の申し込みをすることはできません。
またブログの内容が薄いと判断された場合は審査を通過できない可能性があるため、ある程度サイトを構築したうえで審査に申し込むことをおすすめします。
Googleアドセンスのやり方
Googleアドセンスに必要なアイテムがわかったところで、実際に審査の申し込みのやり方をみていきましょう。
- Google アカウントの作成
Gmail などの Google サービスを利用したことがある場合は、Googleアドセンスに既存のアカウントを使用することが可能です。
「ブログ運営用に新しいアカウントを作りたい」「Googleアカウントを持っていない」という場合は、新規で Googleアカウントを作成しましょう。
- ブログURLとメールアドレスを登録
Googleアドセンスのサイトで、独自ドメインでつくったブログのURLとメールアドレスを登録します。
独自ドメインでない場合は審査に通らないので注意しましょう。
- 本人確認
名前と住所、電話番号を入力して本人確認をおこないます。
収益をお受け取りいただくには、銀行口座に登録された電話番号と住所が必要になります。
- コードを貼り付ける
英数字が羅列したコードがでてきたら、ブログとGoogleアドセンスの紐づけをする作業に入ります。
やり方としてはテーマ編集画面orプラグインを利用した2通りの方法がありますが、どちらかにコードを貼り付ければ紐づけ作業完了です。
<head>と </head> のあいだに正しくコードが貼り付けられていれば、審査が始まります。
- 審査結果を待つ
Googleアドセンスの審査に合格すると、ブログ内に広告が自動的に表示されます。
審査にかかる期間は平均3日だといわれていますが、なかには3週間待ってようやく合格したという人もいるため気長に待つ必要がありそうです。
Googleアドセンスのサイトから広告の種類やサイズを選択することができるので、ブログのレイアウトや記事内容に合わせて設定を変更してみてください。
Googleアドセンスの審査に合格するコツ
Googleアドセンスの審査は厳しいという現実を目の当たりして、「自分に合格できるかな…?」と不安になっている人もいることでしょう。
そんな人のために、以下ではGoogleアドセンスの審査に合格するコツを解説していきます。
合格するのに必要な記事数は?
Googleアドセンスの合格に必要な記事数は、20~30記事といわれることも多いですが、最近では 5記事以下でも審査を通過できることがわかってきています。
少ない人では2~3記事で合格したとの情報もあり、記事数よりも質の高い文章が書かかれていることが審査の基準となっているようです。
これからGoogleアドセンスの審査を受けようと思っている人は、ただひたすら記事数を増やすのではなく、サイト訪問者を満足させられるような充実した記事づくりを心がけましょう。
1記事の文字数の目安は?
Googleアドセンスの審査に、記事数はあまり関係ないことがわかりましたが、1記事あたりのボリュームはどのくらいがいいのでしょうか?
結論からいうと、Googleアドセンスの審査に合格するだけであれば、1000文字程度あれば問題ないといわれています。
しかし、SEOを意識しながら、ブログの訪問者の悩みをしっかり解決できるような記事を書こうと思った場合、2000~3000文字は必要になることが多いです。
始めからユーザーにしっかり情報を伝えることを前提に記事を作成すれば、審査に合格する可能性を高められるのではないでしょうか。
ブログの更新頻度は関係ある?
ブログの更新期間はあまり空けないほうがいいという意見もありますが、2~3ヵ月更新していないサイトでも審査が通ったという人もいます。
そのため、恐らくブログの更新頻度は関係なく、記事内容が充実していれば合格できる可能性が高いです。
以前運営していたブログでGoogleアドセンスを利用したいという場合も、そのまま審査にだしてみる価値はあるかもしれません。
まとめ
アドセンスのメリット・デメリットから、アフィリエイトとの違い、Googleアドセンスのやり方や合格のコツをご紹介しました。
アドセンスは一度審査を通過してしまえば、ブログの収益化の手段として大いに活躍してくれます。
不合格になってしまった場合も、ブログを改善して何度も審査を受けることができるので、ぜひ気軽に挑戦してみてください。